太陽光発電を導入すると、「光熱費の削減」という大きなメリットを得ることができます。その主な理由2点と、具体的な家計への効果について、ご説明しましょう。

光熱費を削減できる理由

その1 自家製電力を使用することができるから

電力会社の電気代は、これまで値上げが繰り返されてきたため、家計の大きな負担になっているといわれています。しかし、太陽光発電を導入することにより、自分の家、もしくは自社で発電することができるので、かなりの光熱費の削減になります。

ただ、理解しておいていただきたい注意点があります。「太陽光発電の場合、太陽が出ていない夜の時間帯や天気の悪い日は、発電することができない」ということです。そのため、その間は、電力会社から電気を購入することになりますが、夜間の電気料金は、比較的割安に設定されていますので、心配はいりません。晴れた日中の分だけでも、毎日の積み重ねにより、大幅な光熱費の節約につながるからです。ちなみに、電力会社の夜間の電気料金は、約1/3。随分お得な使い方だといえるでしょう。

その2 電力会社に売電することができるから

「自家発電した電力を電力会社に売ることが可能」ということをご存じでしょうか。現在のところ、蓄電池を別途購入・設置しなければ、昼間発電した電気を蓄電し、夜使用することができませんが、自家発電した電力のうち、使いきれなかった分を、電力会社に売ることが可能です。余った電力を売ることができれば、その金額の分だけ、光熱費を削減することにつながりますね。

実際どのくらいの節約になるの?

前述したように、太陽光発電の場合、天気に左右される部分がありますし、設置した建物の必要電力量などにも違いがあるので、「1日あたりいくら削減できるのか」明確にすることはできません。しかし、ある程度の目安となる数字を出すことは可能です。おおよその目安をお話ししましょう。

まず、日常、「ガスと電気」を併用している家庭の場合、ガス代と電気代の両方を支払うことになりますが、これを、太陽光発電にした場合、高熱費は約1/3に減少します。さらに、オール電化にすることができれば、ガス代をほぼ削減できるため、太陽光発電と、一部の電力会社からの購入(夜間及び天候不良の日の使用)のみで、生活することが可能となります。しかも、その一部の電気代も、昼間使用しなかった電気を売電すれば、実質利益を出すことも十分に考えられるでしょう。

太陽光発電は、導入時には設置費用がかかりますが、基本的に発電システムは数十年に亘って使用するもの。上記のように考えてみれば、毎日の積み重ねにより家計にプラス効果をもたらします。長い目でみて考えることが大切ですね。使う予定のない土地やサイドビジネスで安定収入が欲しい方等ぜひご検討下さい!